ムササビ観察会@高尾山
東京都動物園協会が主催する「ムササビ観察会」の抽選に
あたり、19日に高尾山へ行ってきました。
都市部はすっかり春模様ですが、観察会場になる高尾山
薬王院はそれこそ山の上。当選の注意書きにも「都心の
真冬以上に冷え込みます」との記載。ええ、寒かったです(^^;)
今回は夜ということもあり、画像は少ないです。テキスト長文
なのであしからず。
16時に京王線高尾山口に集合し受付を済ませ、ケーブルカーで
上りました。薬王院までは徒歩10分程度。道々、ムササビの
巣穴が見える所等でお話がありました。
![]()
道から見えた巣穴。直径は8センチ程度で、入り口からすぐ落ち込むように
中が広がっているらしい。
薬王院ではムササビのお話が。彼らは木の高さの3倍の
滑空が可能。つまり、木が30mあれば100m滑空する事が
できるんだそうです。周辺にはかなり高い杉の木があります。
長距離滑空も夢ではないです。また、母親と子供、子供同士
の繋がりが強く、一度離乳しても育った巣穴に戻って母親と
一緒に寝ている事もあるのだとか。
大人になったムササビはかなり大きく、天敵もほとんどいない
そうです。高尾のムササビをもう20年以上研究している都立
久留米高校の岡崎先生も、今まで大人が天敵に襲われて
いるのは1度しか見た事がないそうです。その後フィールド
サイン(ムササビのふんやたべかす等いるという証拠)を探し
ましたが、初めての経験に全くみつけられません(^^;)
岡崎先生が「途中で見つけた」という食痕(たべかす)を見せて
頂きました。(どこにあったんだ!?)
一口齧って捨ててしまうのは非常にもったいない食べ方ですが、
これにはちゃんとした理由があります。ムササビはいろんなものを
少しずつ食べるのですが、たとえ食べた物の中に毒があったと
しても、少量であれば命に別状はありません。食べ物が豊富な
里に近い山ならではの危険回避行動の一つなのです。
ムササビはリスの仲間。そういえばリスもちょっと食べてポイする
子が多かった気がします。正反対の食性の典型がコアラです。
日没から30分後にムササビは行動を始めます。それまで食事
をして(外で持参の軽食を。)じっとムササビの行動を待ちます。
が、そこは野生動物。そう簡単にはいきませんでした(^^;)
通常「グルルルル」という鳴き声が聞こえるそうですが、今日に
限ってうんともすんとも聞こえません。結構頻繁に鳴くそうですが、
今日はどうやらこのあたりにはいないようです。
今回の観察会はムササビ観察のポイントや方法を知る為の
会で、次回は皆さん自身で観察をしてくださいと最初に案内
がありました。野生動物相手ですもの、そう毎回上手くいくはず
はないですからね。
夜も更けて、食痕のあった場所や下山しながらムササビを探す
事になりました。いそうな場所を赤いライトで照らしますが一向に
みあたりません。(ちなみにケーブルカーは終わっているので、
完全に徒歩で下山です。)
ちょうど食痕のあった場所で「いた!」という声。ちょうど道の
反対側に入り込んだようです。裏にある細い道に入って行くと
前方から「わぁ!!」という声。ちょうど滑空が見られたようです。
くそう、1歩出遅れた。何しろ人数が多かったので(20人くらい)
行動にも制限が出てしまいます。
残念に思いながら歩いてしばらくすると、少し後ろで「グルルルル」
という、想像よりも高い、しかも大きな声が聞こえました。
「鳴いた!?」と私の前にいた引率者の方と急いで戻ると、岡崎
先生が森をライトで照らしています。
姿を見失ってしまい、ふと前方に目を移したその時!頭上を
さーっとムササビが滑空していきました!わぁ、見えたよ!
すごい高い所を飛んだので小さくしか見えませんでしたが、
確かにムササビのフォルムを私の目は捉えました。
うふー、満足(*^^*)
今回はまったく見られなかった人もいたのですが、あの鳴き声
を聞けたのは収穫です。しかも木に登るスピードがかなり速い
らしい事もわかりました。
今回でポイントもわかったし、次はもう少し暖かくなってからまた
来よう、と同行の友人と決心しましたとさ(笑)
余談:薬王院でのお話の時、実物大の可愛いムササビのぬい
ぐるみを使って説明してくれました。なんとなくどこかで見たような
気が・・・。それもそのはず、ヤマネのぬいぐるみで有名な「ヤマネ
工房」さんの特注品なのでした。欲しいと思ったのですが、特注
ゆえ万単位のお金がかかるそうで、断念しました(^^;)
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