哺乳類学会公開シンポジウム
こんなタイトルだと、すごいアカデミックな人間に思われてしまう
かもしれませんが、「公開」なので、一般のヒトでも充分理解できる
内容のもの。年に1回の事なのですが、実は機会があると参加して
います。いくつかの発表があるのですが、大抵1つはねずみ関連の
ものがありまして、今年は「堅果とアカネズミの関係~タンニンに
富む堅果をアカネズミが利用できるわけ~」という大変興味深い
内容でした。

スライドに登場のアカネズミちゃん。友人と「かわいい・・・」
と同時につぶやいた(笑)
内容を要約して説明すると、堅果(=ドングリ)にはタンニンが多く
含まれていて、これは大量に摂取すると有害なものである。
実際に実験下で、ミズナラの実のみを与えた場合、急激な体重減少
が起こり、15日で8割近い個体が死亡してしまった。でも、野生下では
秋から冬はこのドングリにかなり高い割合で依存していて大丈夫なの
はどうして?という話でした。結論をものすごーく簡単に言うと、「馴化」
と言って、少しずつ摂取する事で体が馴れて大丈夫になるのだそうです。
実は友人がビンゴなページを見つけてきてくれました。(独立行政法人
森林総合研究所 HP )
今日のシンポジウムの内容からすると、かなりかいつまんで書かれて
いるのですが、ねずみ好きな人なら結構面白いと思います。
他にも、環境毒性学ってのがありまして。化学物質の分析や野生動物
への影響を把握し、地球環境や人間への害を防ぐという、とても壮大な
学問です。これがまた興味深かった。化学物質に対しての感受性(要は
中毒を起こす状態)と蓄積性(体内に溜め込む量)は種類によってかなり
差があって、しかも感受性と蓄積性は別々に作用するというもの。
同じ化学物質でも少量で中毒起こすのもいれば、全然平気なのもいると
いう事。ダイオキシンを例に取っていたのですが、モルモットは非常に
感受性が高く、ハムスターは低いのだそうです。

右側の表がそれ。シリアンって書いてあるのに、写真は
ジャンガリアン。(しかも巨ジャン(笑))
他にも重金属(水銀とか、鉛とか)に関してもいろいろ話があって、
なかなか面白くて勉強になりました(^-^)
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